豊洲市場の感染拡大を「クラスターではない」と判断したのは江東区でもなかった

 
 
前回の記事の続きです。
 
豊洲市場の感染拡大を都がクラスター認定しない事に疑問を感じ
『東京都における「クラスター」の定義(特に科学的根拠)が分かる一切の文書』
という開示請求(とその他色々)をしたところ、
どうやら
都はクラスター認定の権限を持っていない、
豊洲市場がクラスターかどうか判断する立場にない、
というスタンス取りたがっている事が分かった前回。
 
 
確かに、業界自主検査の結果、新規陽性者71名判明するも、都がクラスター認定
しなかった際の2020/12/8のNHK報道によれば、都は
「同じ事業者でも短期間で一気に5人以上が確認されたことはなく、別の人の
感染が分かるまで2週間以上、空いたケースもあり、保健所からは濃厚接触者に
あたらないと説明された。感染経路が追えないケースが多いため、クラスターではない。
ただ、対策が甘かったのではないかという声は真摯(しんし)に受け止めている」
と公表しています。
 
この文章、てっきり
「(保健所が疫学調査を行い、その結果
保健所からは濃厚接触者に当たらない(という報告を受けて
感染経路がおえないケースが多いため、クラスターではない(と都が判断した)」
と考えていたのですが
 
「(保健所が疫学調査を行い、その結果
保健所からは濃厚接触者に当たらない、感染経路がおえないケースが多いため、
クラスターではない(と保健所が判断し、都へ報告した)」
という事だったのか、と思いましたので、江東区へ開示請求してみました。
 

結果はこちら。

不存在。
 
「豊洲市場は東京都が管理する施設であるため、自主検査を
決定した過程及び決定者、決裁者について江東区では承知していません」

 
……ちょっとどういう事なのか混乱しましたので、
江東区健康部保健予防課感染症対策係ご担当者様へ電話で問い合わせたところ、
『自主検査の結果や疫学調査に、江東区は関わっていません』という事でした。
 
クラスターかどうかを判断したのが、東京都でもない、江東区でもない、となると
残すは自主検査を行った一般社団法人豊洲市場協会になりますが、
どう考えても疫学調査してクラスター判断する立場ではないですよね…
実際に検査・疫学調査を行った機関がどこなのか、が鍵となりそうです。
 
でも東京都も東京都で、「保健所から説明されて」と敢えて『保健所』の名前を出してNHKの取材に答えたり、
江東区も江東区で、豊洲市場への指導等は行っているはずなのに、知らぬ存ぜぬで…
現状まさに”藪の中”状態ですが、調査続けたいと思います。

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